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2019.05.16

日本国政府専用機「ボーイング 747-400」を落札し、新規事業の開拓へ

当グループの株式会社エコネコル(以下、エコネコル」)が防衛省航空自衛隊の入札に参加し、日本国政府専用機「ボーイング 747-400」2機を落札し、2019 年5月 15 日に売買契約を締結いたしました。

製造年:1992年

入札方法:一般競争入札

 

航空機のリユース・リサイクル環境の活性化

近年、欧米を中心に航空機のリユース・リサイクルが注目を集めています。

その要因は2つあり、1つ目は燃費効率の良い新機種の導入などにより機材更新のペースが速まり、退役機数が増えていることです。

2つ目は航空機を構成する各種資源をリサイクルする必要性が増していることです。

このような状況を踏まえ、大手航空機メーカーである AIRBUS 社と BOEING 社が、航空機の解体およびリユースとリサイクルを促進するための組織(※)をそれぞれ設立し、研究を進めています。


AIRBUS 社主体の団体:PAMELA(Process for Advanced Management of End-of-Life of Aircraft)、2005 年設立
BOEING 社主体の団体:AFRA(Aircraft Fleet Recycling Association)、2006 年設立

上記 AFRA の参画企業数は、2006 年の設立時点の 11 社から、2019 年 3 月現在で 91 社まで増加しており、このことからも航空機のリユース・リサイクルをめぐる環境が活性化していることが分かります。

航空機のリユース・リサイクル事業への進出

今回落札したボーイング 747-400 は、日本国政府専用機として、皇室の方々や内閣総理大臣などの政府要人の輸送に加えて、人道支援や在外邦人の輸送任務を行うなど、平成という時代を通じて、様々な形で活躍してきました。

この貴重な航空機の落札をきっかけとして、今後増加が予想される航空機の解体ならびにリサイクルを、当グループの大型新規開拓事業と位置づけ、技術、ノウハウ、市場の研究を開始します。

また当グループは現在、上記 AFRA への加入手続きを進めています。

AFRA が参画企業に対して提供する、同分野における様々な問題(技術、環境対策、規制など)に対するソリューションサービスや情報は、同事業を推進するための大きな力になります。

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