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ASRからのマテリアル樹脂回収

自動車のリサイクルプロセスにおいて、最後に残るシュレッダーダスト(ASR)は、固形燃料やセメント原料として利用されていますが、その多くが受入先の受入許容量の問題等から焼却や埋立処分せざるを得ない状況となっています。ASRには多くのプラスチックが含まれており、このプラスチックをリサイクルすることは、ASRの再資源化およびプラスチックのマテリアルリサイクル促進の観点から大きな社会的意義があります。
当グループでは廃プラスチックからの再生樹脂ペレットの製造にとどまらず、ASRからのプラスチックのマテリアルリサイクルについても研究を継続して取り組んでいます。
廃ゴムからのゴムチップ製造

(株)東洋ゴムチップでは廃タイヤや工場発生ゴム端材等の廃材を貴重な資源と捉え調達し、再生原料となる黒ゴムチップを製造しています。現在は年間5,700tのゴム廃材を調達し、ゴムチップやゴム粉末などの原材料のほか、歩行者用ゴムパネルなどの最終製品を製造しています。
ゴムチップは主に弾性舗装材や人工芝の緩衝材として利用されており、人々の「安全」に貢献しています。ゴムチップよりさらに細かいゴム粉末は、自動車のブレーキライニングの原材料として使用されているほか、タイヤの増量剤としても活用されています。