SERVICE事業分野

リサイクル事業(再資源化)

世界における鉱物資源の大量消費は、既に限界に近付きつつあります。

金属スクラップや都市鉱山と言われる携帯電話・パソコン等の廃電子機器から、有用資源を回収する方が、天然資源から回収するよりも環境負荷が少なく、資源抑制にもつながることから、リサイクルの重要性がますます高まっています。

エンビプロ グループは、1950年の創業以来、金属スクラップ、廃棄物等を破砕し、モノの物質特性の違いを利用して鉄、非鉄金属、ミックスメタル、プラスチック等に物理選別するリサイクル技術を高度に発展させ、循環型社会の構築に貢献しています。

また、解体の手間がかかり国内の手解体では採算の合わない雑品廃棄物や廃プラスチックのマテリアルリサイクル、需要の増大が見込まれるリチウムイオンバッテリーのリサイクルなど様々なリサイクルに対応しています。

提供サービス

金属スクラップ(有価物)の再資源化

金属スクラップは、使用された鉄、非鉄金属など、不要となった資源物です。特に鉄くずについては、繰り返し何度も新しい鉄製品として甦えらせることができ、リサイクルの優等生とも呼ばれています。

当グループでは、工場や工事現場などの事業系金属スクラップの撤去・搬出・回収、それに伴う解体工事からリサイクルまで一貫したサービスの対応が可能で、技術のみならず顧客ニーズにお応えする幅広いサービスで資源化に取り組んでおり、一般家庭からの少量の持ち込み、回収運搬にも対応しています。

また、金属スクラップは、廃棄物とは異なり、一般的に有価物取引となりトレーサビリティは求められませんが、お客様の資産処理という社会的責任を負っていることから処理の透明化に努めており安心・安全のサービス提供に努めています。

産業廃棄物の再資源化

小型家電、業務用冷蔵機器、OA機器などの金属複合廃棄物には、鉄や非鉄金属、貴金属が含まれていますが、当グループでは、大型シュレッダーによる破砕、磁力、粒度、風力、乾式比重、湿式比重、色、X線選別などを用いて、物質特性に応じた高度な選別を行っています。

これら高度選別技術により鉄や非鉄(銅、ステンレス、アルミ等)をより高品位で選別するとともに、金銀銅滓に含まれる金、銀、プラチナなどの濃縮を行い効率的な貴金属回収まで実現しています。

また、金属系産業廃棄物には、情報を含む情報機器が多く含まれますが、全て破砕処理されるため情報漏洩リスクが低減され、安心安全なリサイクルとなっています。

固形燃料(RPF)の製造

RPFとは、Refuse Paper&Plastic Fuelの略称で、廃プラスチック類を主原料とした高品位の固形燃料です。マテリアルリサイクルが困難な廃プラスチック類や紙類を少し溶かし、圧縮固形化することによって、エネルギー燃料に生まれ変わります。

品質が安定し、熱量のコントロールが可能、高カロリーで、ハンドリング性が良いなどの特徴がありコークスなどの化石燃料の代替燃料として、製紙業界・鉄鋼業界で多く使われています。

当グループでは、良質なRPF固形燃料を製造するための受入検査を徹底、原料の選別・配合においては熟練したノウハウにより、高品質な固形燃料生産を実現しています。

焼却灰からの貴金属回収

一般廃棄物の焼却灰には、じつはまだ多くの金属が含まれています。しかしそのまま埋立処分されるケースが大半です。

当グループでは、金属系廃棄物処理技術とノウハウをもとに、焼却灰から金属回収を行う技術、処理設備を開発しました。

自治体の一般廃棄物リサイクル率は、まだ20%強と低迷したまま推移しておりますが、当グループでは、焼却炉のストーカ炉の落じん灰と呼ばれる灰を、有価買取りし有用金属を選別・回収する事業を進めており、自治体のリサイクル率向上と埋立処分量の削減に貢献するとともに、回収された金属類の売却と言う形で自治体の収入増及び支出削減にも寄与しています。

処理困難物の対応

廃棄物の中には、PCBやアスベスト(石綿)など有害と指定された特別管理産業廃棄物があり、排出事業者からは、適正なコストで不適正処理リスクを管理しながら処理を行いたいというニーズがあります。

特別管理産業廃棄物は、有害であるがゆえに処理に伴うリスクがあり、一般的に処理コストが高くなります。そこで、当グループでは、同業他社と提携し、これら有害廃棄物の全国処理ネットワークを構築しています。

全国各拠点から排出されるPCBやアスベスト等の適正処理が可能な各地の適正処理業者を紹介するサービスを提供し、その処理が終了するまで安心安全の一元管理を支援することで、排出事業者のニーズにお応えしています。

“雑品”の再資源化

いわゆる雑品と呼ばれるスクラップは、プラスチックと金属の複合物で有価価値が低く、解体が困難で人件費の安い国で手解体する方法でしか採算が取れないスクラップであり、処理困難物として国内のスクラップ業者からは受入を拒否され、中国へ輸出されておりました。

しかし、国内でのバーゼル法改正や、直近での中国の環境政策の転換により、中国への輸出が困難となったことから処理できない雑品スクラップが国内に滞留するという問題が浮上してきました。

当グループでは、破砕・選別技術の高度化で得たノウハウと設備を活用し雑品スクラップの再資源化にも取り組んでおり、過去に蓄積してきた技術がここでも活かされています。

2次電池からの希少金属回収・再資源化

当グループでは、今後一段と普及・拡大が予想されるリチウムイオンバッテリーなどの廃蓄電池からニッケル・コバルトを中心とした希少金属を回収し、再生原料製造を行う再生原料製造事業を新たに開始いたしました。

具体的には、2次電池を焼成処理し、コバルトやニッケルとカーボンが混合したブラックサンドを生成し、製錬によってコバルトやニッケルの再生原料を製造することが計画されています。

既に、新会社(株)VOLTAが設立され、一部設備の稼働と営業が開始されており、将来の大量廃棄に備えた先行投資事業として積極的な取り組みが行われています。

海外の資源循環サポート

国内外の電炉、非鉄精錬メーカー、資源会社との直接取引及び製品加工工場や全国各地の集荷ヤードを活かし、鉄、非鉄金属、フレーク状のプラスチック、古紙、古着などの資源回収から選別、加工、海外輸出入まで一貫して行うグローバル資源循環事業を展開しています。

日本からの輸出国は、中国、韓国、台湾、インド、マレーシア、シンガポールなどですが、近年では、欧州から日本へのミックスメタル輸入、三国間での資源流通など、供給地域と需要地域の最適なマッチングによる国際資源循環を推進しており、ベトナムをはじめとした海外拠点設置による資源の国際情報収集能力の向上は、事業の拡大、差別化に有効に機能しています。